十人十エロ

四国で田舎暮らし。春夏秋冬、いろんなことに興味津々。

【映画】「12人の優しい日本人」を観た感想

映画12人の優しい日本人を観ました。
監督:中原俊。脚本:三谷幸喜東京サンシャインボーイズ

日本に陪審員裁判があったらという内容です。
(この後、実際に陪審員裁判という制度ができるのですが)

 

真実なんて、見ていない者は、全く分からない。
にもかかわらず有罪か無罪か、判断を下さいないといけない。
人を裁けるのは人だけなのですが、
裁く側の人の私情・感情が入って、結局正しい判断は下せない。

ということなんですが、
実際はハチャメチャなコメディ映画です。

 

私のおすすめの見所は、
銀行員と嘘をつく本業・歯科医師の男
彼は議論を楽しんでいます。
早く終わりたそうにして、いいところで、有罪側に回って、
議論を続けようとする。
客観的というか、あの場を俯瞰して見ている感じがしていて、
面白いおっさんだな、と。
そういう人が好きなんです。

 

自分もあの場にいたら??
始めは静かにみんなの意見を聞いて、静かにしていますが、
途中位から自分の言いたいことを熱が入って討論していると思います。
吹っ切れる、というかね。
議論することを楽しんでいると思います。

 

実際、議論が終わった後の退場シーンは「皆、晴れやか」ですから。

 

そういえば、裁判員裁判って本当にやっているのでしょうか?
この制度が始まった頃はいろいろとマスメディアで議論されていましたが
その後、どうなったのでしょうか?
自分のところには参加の連絡が来ていないので、
実際に行われているという実感はありませんね。

 

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